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「大人のワイン倶楽部@ビマビ 第6回:偉大なるブルゴーニュ その2」開催ご報告

横浜・綱島のフレンチレストラン ビマビさん主催のワインセミナー「大人のワイン倶楽部@ビマビ」第6回目を5月11日(金)19:30より開催いたしました。当日の模様を写真とともにお楽しみください。

「本日のワイン」(写真左より紹介)
*メゾン・ジョセフ・ドルーアン・ピュリニー・モンラッシェ 2013(フランス・ブルゴーニュ地方・ピュリニー・モンラッシェ村)
*メゾン・ジョセフ・ドルーアン・ムルソー 2015(フランス・ブルゴーニュ地方・ムルソー村)
2018年5月大人ワイン_本日のワイン

前回から突入しましたブルゴーニュ編、今回は「偉大なるブルゴーニュ その2」と題し、コート・ド・ボーヌ地区について説明します。コート・ド・ボーヌと言えばシャルドネの聖地!ここのテイスティングをするなら、ぜひムルソーとピュリニー・モンラッシェを味わっていただきたい!!ということで大奮発。出血大サービスです(笑)。

ヴィンテージが若いので早目に抜栓し、テイスティング時にワインがポテンシャルを出し切れるように前倒しで準備♪

2018年5月大人ワイン_抜栓

まずはいつもどおり、お食事前にコート・ド・ボーヌ地区の概要をお勉強。

軽く前回の学習の重要事項を復習したあと、
◆コート・ド・ボーヌ地区の概要
◆「A.O.C.」についての復習とコート・ド・ボーヌ地区のA.O.C.
◆ムルソーの概要と有名な一級畑について
◆ピュリニー・モンラッシェの概要と有名な特級畑・一級畑について
◆シャサーニュ・モンラッシェの概要と有名な特級畑・一級畑について
など、ムルソーやモンラッシェを中心に、コート・ド・ボーヌのワインを楽しむ上で重要な事柄について説明させていただきました。

2018年5月大人ワイン_講義風景

突然ですが、あなたは「ムルソー派」ですか?「モンラッシェ派」ですか?
え?「ムルソー派」?「モンラッシェ派」??そんな派閥があるほどムルソーとモンラッシェって違うの?

・・・そう思いましたよね^^
そうなんです、ムルソーとモンラッシェは隣同士の村で生産されたとは思えないほど正反対の個性を持つワインなんです。

まずはムルソーの特徴。
柔らかく芳醇な香り、角がとれたまろやかな酸味、有塩バターを溶かしたようなオイリーでリッチな味わい、ボリュームのある長い余韻。レオナルド・ダ・ヴィンチが描く「モナ・リザ」のような、ふくよかで優しげな美女の趣です。

一方のモンラッシェ。
ムルソーのような人懐っこさはなく、シャープな酸と硬いミネラル感で、飲み手に引き締まった端正な印象を与えます。鋼のような、とか、引き絞った弓、といった形容がぴったり。引き締まるというのは決して線が細いということではありません。むしろ、骨格はしっかり。今風に言えば「細マッチョ」ですね(笑)。ミケランジェロのダビデ像。私の中ではそんなイメージです。

ちなみに「モンラッシェ」という言葉、ここでは「モンラッシェ系のワイン」という広義の意味で使用しています。狭義で「モンラッシェ」と言った場合、特級畑「モンラッシェ」のみを指します。では、幅広い意味での「モンラッシェ系のワイン」は何を指すかというと、ピュリニー・モンラッシェ村とシャサーニュ・モンラッシェ村の二村で生産されたワインを指します。特にムルソー村と北端を接しているピュリニー・モンラッシェ村の方がミネラルによる硬さが強く、しばしば柔らかい個性を持つムルソーと対比されます。

上記のように正反対の個性を持つムルソーとモンラッシェ、そういう訳で「ムルソー派」と「モンラッシェ派」に好みが分かれるのです。

さて、あなたはどちら派でしょう。
どちらの村のワインも高額なものばかりですが、機会を見つけて少しづつ試してみてくださいね。

うーん、ブルゴーニュ、複雑で難しいですね。気を取り直してテイスティングタイム!
お待たせしました~♪

メゾン・ジョセフ・ドルーアン・ムルソー 2015
2018年5月大人ワイン_ムルソー

メゾン・ジョセフ・ドルーアン・ピュリニー・モンラッシェ 2013
2018年5月大人ワイン_ピュリニー・モンラシェ

早目に抜栓しておいた甲斐があり、ちゃんとそれぞれの個性を発揮してくれました。

ムルソーはやわらかな酸、ふくよかで角が取れたまろやかな口当たり。ピュリニー・モンラッシェは力強い収斂性のある酸とまだ硬めのミネラルによって、きゅっと引き締まっている感じがちゃんと出てました!ふたつのグラスを並べて飲み較べることによって、ムルソーの「ふくよか」とピュリニー・モンラッシェの「引き締まっている」の意味、参加者のみなさま十分に感じていただけていたようでした。

共通項のあるワインを同時に飲み較べることは、「百聞は一見にしかず」、のことわざどおり、いろいろ得るものが多いです。一人では不経済でちょっと難しいかもしれませんが、ワインが好きな方が何人か集まる機会がありましたら、ぜひテーマを決めて飲み較べをしてみてください。目からうろこの発見が多いですよ!

さて、お食事タイム!
まずは前菜盛り合わせです。
上段:海の幸のマリネ、下段右:グリーンピースのポタージュ、下段左:エスカルゴのヴォローヴァン(パイ生地包み)
2018年5月大人ワイン_前菜の盛り合わせ

新玉ねぎのドレッシングでマリネした海の幸のマリネにはシャープな酸味を持つピュリニー・モンラッシェが、エスカルゴのヴォローヴァンにはバターと相性のよいムルソーが美味しかったと参加者のみなさまおっしゃっていました。私もそう感じました!

そして、メインは普段ビマビで出すことのない、伝統的なフレンチだそうです。
シェフ、25年ぶりで作ったとおっしゃってました(笑)

舌平目のデュグレレ風
2018年5月大人ワイン_舌平目のデュグレレ風

「デュグレレ」は料理人の方のお名前とのこと。
舌平目の骨で取っただし汁(フュメ・ド・ポワソン)で舌平目の身を茹で、そのだし汁にバターやトマトを加えてソースを作るのだそうです。初めていただきましたが、とっても美味しかったです。

こんな素晴らしいお料理がたくさんあって、ワインが足りなくなっちゃいますよね!
今回はこれ以上ワインをお出しできないため、ワインの足りない方にはお好きなワインを購入いただくこととしました。貴腐ワイン、アイスワイン、オー・ド・ヴィーなど、みなさん思い思いのワインを楽しんでいらっしゃいましたよ!中には有志でフィリップ・パカレのピュリニー・モンラッシェをボトルで取られる方も!う~ん、美味しそう♡

2018年5月大人ワイン_フィリップ・パカレ

和気藹々、お話も弾み、とても楽しいひと時でしたね~!
最後に参加者のみなさまで集合写真。
2018年5月大人ワイン_集合写真

ご参加いただきましたみなさま、長い時間、大変お疲れさまでした。
また次回の「大人のワイン倶楽部@ビマビ」でお会いしましょう♪
次回は偉大なるブルゴーニュ その3です。いよいよ、ピノ・ノワールの真髄に迫りますよ♪

※注:ムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェではそれぞれ赤ワインの生産も行っています。今回は白ワインについて説明しましたが、これらの村は白ワインのみを生産しているというわけではありませんので、ご購入の際にはワインの色に十分ご注意ください。
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