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「大人のワイン倶楽部@ビマビ 第7回:偉大なるブルゴーニュ その3」開催ご報告

横浜・綱島のフレンチレストラン ビマビさん主催のワインセミナー「大人のワイン倶楽部@ビマビ」第7回目を7月27日(金)19:30より開催いたしました。当日の模様を写真とともにお楽しみください。

「本日のワイン」(写真左より紹介)
*ドミニク・ローラン・ジュヴレ・シャンベルタン V.V. 2014(フランス・ブルゴーニュ地方・ジュヴレ・シャンベルタン村)
*ドミニク・ローラン・ヴォーヌ・ロマネ V.V. 2013(フランス・ブルゴーニュ地方・ヴォーヌ・ロマネ村)
2018年7月大人ワイン_本日のワイン

今回が3回目となるブルゴーニュは、いよいよコート・ド・ニュイ編!コート・ド・ニュイにもたくさんの村がありますが、ぜひ飲み較べていただきたいのはやはりこの二大巨頭。ジュヴレ・シャンベルタンとヴォーヌ・ロマネです。

造り手は自作の樽"マジック・カスク"使いの名手、ドミニク・ローラン。
ロバート・パーカー氏の評価の高い造り手です。

かつては100%の新樽で熟成させ、滓引きした後、再度100%の新樽で熟成させていたことから、ドミニク・ローランのワインは「新樽200%」と呼ばれていましたが、いまはほどよく古樽も織り交ぜているので200%ではないそうです。

2018年7月大人ワイン_エチケット

まずは、お勉強タイム。

◆コート・ド・ニュイ地区の概要
◆「A.O.C.」についての復習とコート・ド・ニュイ地区のA.O.C.
◆「A.O.C. ヴォーヌ・ロマネ」とフラジェ・エシェゾー村産ワインの関係
◆ジュヴレ・シャンベルタンの概要と特級畑・有名な一級畑について
◆ヴォーヌ・ロマネの概要と特級畑・有名な一級畑について
◆V.V.(ヴィエイユ・ヴィーニュ)について
など、ジュヴレ・シャンベルタンやヴォーヌ・ロマネを中心に、コート・ド・ニュイのワインを楽しむ上で重要な事柄について説明させていただきました。

2018年7月大人ワイン_講習風景

講習時にもお話しましたが、一般的に「ジュヴレ・シャンベルタンは逞しくて男性的、ヴォーヌ・ロマネはエレガントで女性的」と言われます。私もテロワール的にはそのとおりだと思いますが、これは造り手の考え方や醸造方法、ヴィンテージの良し悪しなどによって、受ける印象が大きく違ってくるものであることを理解いただいた方がいいと思います。

例えば、今回のように同じ造り手のジュヴレ・シャンベルタンとヴォーヌ・ロマネを較べる場合は、醸造理念に一貫性があるわけですからそれぞれの特徴をつかみやすいと思うのですが、問題は造り手を替えてそれぞれのワインを飲む場合です。

ジュヴレ・シャンベルタンでも繊細でエレガントなものはありますし、ヴォーヌ・ロマネでもタンニンがしっかりしていて力強いワインもあります。

何事もそうかもしれませんが、一般論がすべての個体にあてはまるということはなく、理論は時に「机上の空論」となってしまう場合もあります。

大事なことは、いま目の前にあるワインを愛で、楽しむこと。
「このワインは線が細いからジュヴレ・シャンベルタンじゃない!」なんて頭でっかちなことを言わずに、「これがこのワインの個性なんだなー。」と、巡り合ったワインとの一期一会を楽しんでください。

はい、お待たせしました!テイスティングタイムです♪

造り手はいずれもドミニク・ローラン。
ジュヴレ・シャンベルタン V.V. 2014(左)とヴォーヌ・ロマネ V.V. 2013(右)
2018年7月大人ワイン_テイスティングタイム

ピノ・ノワールとしては、いずれもしっかりとした色調。

華やかな樽香が、微かに香るスパイス・トリュフ・ジビエといった熟成香を若干マスキングしてしまっていますが、どちらのワインもまだまだラズベリーのような赤い果実香主体の若々しい印象です。

2本を較べると、
ジュヴレ・シャンベルタンの方が果実に凝縮感があり、タニック。赤い果実に加え、ブルーベリーやダークチェリーのような黒い果実も感じます。そして、ヴィンテージ的なものもあるとは思いますが、こちらの方が体格がよくヴォリュームがありました。酸味もしっかり。後半、果実は少しジャムっぽいニュアンスに変わっていきました。

ヴォーヌ・ロマネの方はエレガント。赤い果実主体の香りであるのは同じですが、こちらには和梅のようなニュアンスもあり、酸味はジュヴレ・シャンベルタンよりも強く出ていました。果実の他にもすみれの花、きのこ類、牛蒡のような土っぽい香りなど、幾分熟成を感じさせる要素が強かったです。

お食事タイム!
まずは前菜の盛り合わせ。
なんだか、いつにも増してすごいのが出てきました~♪

手前:トリップ(牛ハチノス)のパイスープ、奥右:ニース風サラダ、奥左:天使エビとホタテ貝のポルト煮
2018年7月大人ワイン_前菜盛り合わせ

美味しそうですね♡
この記事を書いている現在が夕方なので、モーレツにお腹がすいてきました。

そしてメイン。
夏鹿のロースト ジビエのカネロニ添え
2018年7月大人ワイン_メイン

そういえば、大人のワイン倶楽部@ビマビの記念すべき第1回目メイン料理も夏鹿でした。
あれから1年以上経つんですね~。

さて、こんなに美味しいものがたくさんあるとワインが足りない!
・・・ということで今回もシェフといろいろ相談し、ご提案した3本の中からみなさまに選んでいただいたのがこちら。

ジャン・ラフェ・シャルム・シャンベルタン 1972
2018年7月大人ワイン_シャルム・シャンベルタン 1972

なんと46年前のワイン。しかもグラン・クリュです。
ボトル越しにもワインの色合いが美しいレンガ色に変化しているのがわかります。

こういう機会にぜひ長期熟成したグラン・クリュを試していただきたいというシェフの熱い思いから、破格値で大放出となりました。ワインに衝撃を与えないように、慎重にサービス。

2018年7月大人ワイン_サービス

静かにゆっくりと年を取った感じで、とても穏やかです。
抜栓直後は木苺の香りが強く出ていましたが、空気に触れるごとに表情が変わり、ドライフルーツ・・・いちじくやアプリコットのニュアンスに。

お食事とワインが終わり、食後酒タイム。
みなさま思い思いのお酒を注文され、シェフやマダムも加わって、しばし歓談です。楽しいひとときですね~!

2018年7月大人ワイン_歓談

最後は恒例!参加者のみなさまで集合写真♪
2018年7月大人ワイン_集合写真

さて、突然ですが大人のワイン倶楽部、今回で基礎のお勉強編は一旦終了!
次回からは新たなステージでフランスの多種多様なワインを楽しむ「お楽しみ編」に突入です。

お楽しみ編の初回はシャンパーニュ。
どのような構成でみなさまに楽しんでいただこうか、シェフもマダムも私もいまからドキドキ、ワクワクです。

大人のワイン倶楽部@ビマビ、今後の展開をどうぞお楽しみに!

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